| クリスマス島は世界に2つあり、1つは中部太平洋に位置するキリバス共和国のクリスマス島、そしてもう1つがこのインド洋東部に位置するオーストラリア領のクリスマス島なんです。オーストラリア領でありながらインドネシアに近いこの島には約1,500人が暮らしていて、島の75%近くが熱帯雨林に覆われています。今回、横浜八景島シーパラダイスさんからの依頼で、クリスマス島の観光PRを目的に、赤ガニを展示するというプロジェクトを一任されました。と言っても赤ガニ自体の輸送をどうするか、捕獲許可や輸出許可等々、オーストラリアは生物の取り扱い許可については世界でもっとも厳しい国なので、実際に許可を得るのに3年を費やしたのです。 |
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輸送についても前例が無く、様々な陸ガニの輸送方法を参考にしながらの実践でした。70時間近い輸送時間でどうやってカニを無事に輸送するか、詳細はここでご紹介することはできませんが、この世界初の試みのワクワク感と、失敗したらどうしよう・・・という究極の緊張感で、数日寝る事もできなかったことを今でも覚えています。
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| 2005年11月23日、飛行機は成田を立ちパースへ。それからラーマンス、ココス島と乗り継ぎ、クリスマス島に到着しました。夜の暗闇の中からレンタカー屋さんが近づいて来て鍵を渡すと、「じゃあ1週間後に空港の近くに鍵をつけたままで置いといてくれ」と。。。「はぁ、それでいいんだ・・・」と疑問に思いつつも出発するかぁ!と思いきや、注文したトヨタRAV4のはずが、15〜20年前のピックアップトラック。しかも運転側・助手席側の窓は錆びているのか開いたまま動かない。いったい雨が降ったら、、、、いや、やめよう。こういう島なのだから。 |
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島に到着したのは夜の7時20分。ガイドブックなどはないので食事をする所はあるのかさえ分かりません。1軒ホテルから徒歩15分のバーを発見。どうやら食事ができるぞ、とオーダーしようとしたら、笑顔で「ピーナツだけだぜ、メーン!」ガァーン!やっとたどり着いたらこの返答。結局、夜食事するレストランは島に2軒でしたが、どれもメニューはチキンorビーフ。昼はカフェが2軒ありましたが、ただし午前10時から午後2時までしか開いていません。どうやって成り立つんだろう?まあいいか。ここはクリスマス島なんですから。。。 |
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チャイニーズレストランがありました。さすが中国人。世界中どこに行っても彼らのパワーには敬服します。さっそくラーメンをオーダー。ジャンクフード系に飽きていたところだ。ラーメンがこれほどうれしいとは。ん?ちょー辛い。しかも、あっ、すみません。ちょーまずい。
(ちなみに写真は口に入れる前の幸せの顔です)。あまりに辛いので現地オリジナルのミルクティーを飲みましたが、これがまた「あまーーーい!気持ちわるーい!」店の人がこちらを笑顔で見ていました。。。「島は小さい。ここで悪い印象を与えてはいけない」我々は笑顔で親指を立てたのでした。 |
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1億2千万匹が生息しているとも言われるこのカニも、到着時は「今あそこにいたぞ!ビデオだ、カメラだ」と騒いだものです。日が経つにつれ見慣れたせいか、その数の多さにか、カニの価値も下がって行きますが、毎年11月末〜12月始めの大潮の夜、満潮時をめがけて山側から一斉に海に向って産卵に移動してくるカニの大行進の姿は圧巻です。 |
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| よくもまあ1年に1回のこの大イベントを打ち合わせをしたかのようにカニが同じ行動を取るのか、これが生命の神秘なのでしょう!赤ガニは15年ほど生きるようですが、産卵に来るメスのカニの大きさも様々です。甲長7cmのメスから15cmほどのメスまで、お腹に卵を一杯に抱え海辺にやってきます。午前4〜6時頃、海辺では多くのカニが体を震わせ卵を海に放つのです。 |
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2〜3回のダンスで卵は放してしまうのですが、波を待ちきれず、砂浜に卵を落としてしまったり、波にさらわれて溺れて海の中で死んでしまうカニが多いことに驚かされます。もう一つ驚いたのは、ゾエア幼生を食べる魚がいなかった事。殻が固いからなのでしょうか。シュノーケリングでその湾を泳ぐと、ウエットスーツと体の間にゾエア幼生が入り込み、その痛痒いこと!貴重な体験です。 |
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ダイビングをしました。
海岸沿いは伊豆を思わせる風景ながら、海に潜るとそこは息を呑むほどの巨大サンゴの群生! |
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切れ間なく続くサンゴ礁にシマハギ・ニジハギ・ノコギリダイ・アカヒメジ・ツバメウオ・エバンスアンティアスなどの群れ・群れ。 |
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おーっと、そこにはココスピグミーエンゼルがっ!と思いきや、1ダイブで50匹は楽に見つかってしまう。ジンベイザメにマンタまで登場。さらにこの島の固有種と思われるスズメダイも見られます。まだこの島の魚の分類は進んでないそうですが、まだまだ見たことない魚はいっぱいいるんでしょうね。まるで50年前の海?(生きてないくせに)そんな感想でした。あまり人が住んでない、というのが自然保護なのかなぁ。島に10年以上住んでいる日本人、ハマさんはWet&Dry Adventure というダイビングサービスを営んでいます。ハマさんには滞在中、いろいろとお世話になりました。とても人柄のいい方で島にこれから行こうという方はハマさんを尋ねていかれたらいいと思いますよ。 |
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クリスマス島には島固有の鳥や植物が生息しています。いろいろな国からこの鳥や植物を観察するためにこの島に来ます。
哺乳類(のら猫除く)や爬虫類を見かけることがないのも、地理的に孤立した島ならではの独立した生態系と言えるんでしょうか。 |
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物価は日本より高いのですが、大自然を肌で感じてみたい、ゴージャスなダイビングをしてみたい、という方はぜひ行ってみてください。又、横浜八景島シーパラダイスに行って赤ガニをぜひ生でご覧下さい。きっと心動かされることと思います。
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