さかな?FRIDAY vol.7

さかなFRIDAY, ブルーコーナーマガジン, ペットショップへの卸販売, 水族館への生体販売 

毎週金曜日は「さかな?FRIDAY」と題しまして
ブルーコーナースタッフによるイチオシ生体や会社での出来事などなど様々な情報をお届けいたします。

ブルーコーナーには海外から海の生き物を入荷するわけですが、もちろん!日本近海の生き物も多く取り扱っております。
そんな近海便の中から今回は先日入荷したばかりの”ちょっと変わったカニ”をご紹介したいと思います!

 

 

 

 

 

アサヒガニ(Ranina ranina)
時折、食用としても流通するようですが採集される数が少ないため、珍しいカニと言えるでしょう!
何故珍しいのか…それは普段から砂の中に体をすっぽりと隠して眼だけを砂から出して生活しているのです!
ちなみにカニは横歩きのイメージが強いですが、アサヒガニは前後にも移動できるんですよ~

そんな変わった生活様式をするアサヒガニ!本日は不思議な体のつくりにスポットを当ててみましょう♪

 

 

 

 

 

まずは後ろから観察!
砂に潜りやすいように体も丸みを帯びた流線型をしています(砂に潜る際は後ろから潜ります)
特に脚はスコップのように砂をかき分けやすい構造になっており、他のカニに比べて薄く板状になっているのがおわかりかと。

 

 

 

 

そして正面顔!
砂に潜って身を隠しても周りが見えなければ、出ていくタイミングがわかりません…
そんな時に長い眼柄(がんぺい)が役に立ちます。
画像のように長い眼柄の先に眼が付いていることで、砂から眼だけを出すことができるのです♪
身を隠しつつも周りの様子がうかがえる!まさに潜水艦の潜望鏡のようですね?

 

 

 

今回アサヒガニは1個体のみの入荷となりました。甲羅の幅で9㎝程としっかりサイズです!
ブルーコーナーへの入荷も数年ぶりとなる、お久しぶりなカニさんです?
初めにお話ししたように採集されることが少ないため、次回の入荷は全くの未定。
アサヒガニをお探しでしたら、ブルーコーナーまでお問い合わせください。お早めに~