繫殖コーナー#36Part2 イシガキフグ編

繁殖コーナー 

皆さん、お疲れ様です。繫殖コーナー担当のタイユーです!

早速ですが本題にいきたいと思います。

 

今回の主役はこちら!

 

 

こちらはイシガキフグの卵になります!

以前やってみたいシリーズとして紹介させていただいた2匹のイシガキフグの内、大きい方の個体が産卵しました。

産卵された際に水槽内が白濁りしていたため「もう片方の個体が雄で放精し、受精卵になったのではないか!?」と期待したのですが、フグに詳しい方々に調べていただいた結果どうやら受精卵には至らなかったようです。

非常に残念ではありますが弊社水槽内での産卵行動を行てくれる事実が分かっただけでも大きな進歩だと思います。

今回の一件で分かったことの中で、この産卵が行われる2,3日前から腹部が膨らみ落ち着かない様子が多々見られるようになったことです。それまではよく人の方を見つめ餌を求めるアピールを良くしていましたが、2,3日の間は水槽の背面を見つめている時間が長くなっていました。当時は何か病気にかかって腹部が膨張し体調が悪くなったのではないかと心配でいっぱいになったことを覚えています。

またもう1つ関係があるかはわかりませんが、雌が雄の頬などを甘嚙みする様子も見られました。一説によるとイシガキフグは産卵の前に合図のような行動をおこすと考えられており、パートナーを追い掛け回すなどの行動をすると言われています。普段はお互い干渉することなく仲良く生活しているため甘嚙みをする姿は初めて見ました。現在はそのような行動はしなくなっています。

今後とも普段の行動を注意深く観察していき、より受精卵を確保するにはどうすればいいのか考察していきたいと思います。