ウィークリー水族館ウォッチ 第82話

ブルーコーナーマガジン, 水族館ウォッチ 

キンメダイ人工繁殖の取り組み【静岡県水産・海洋技術技術研究所】

いつもメディアに出演をする際に水族館専門で生体を納入している会社として取り上げていただくことが多いですが,実は水族館以外にも生体を納入しております!!

その中の一つに研究機関向けの生体納入がございます。

今回は【静岡県水産・海洋技術研究所】と一緒に行わせていただいておりますお仕事についてご紹介させていただきます。

 

静岡県伊豆(特に東伊豆)地域で有名な重要水産魚種にキンメダイがあります。

静岡県は年々漁獲量の減少しているキンメダイの人工繁殖に平成27年から取り組んでおり,そこに携わらせていただいております。

僕たちの仕事は船で釣ったキンメダイたちを施設まで(約3時間)無事に輸送すること!

キンメダイは深海域に生息する種類のため,水温や照明の管理が重要になります。

弊社の活魚車は様々なニーズのオーダーにお応えできるように必要なさそうでも,必要な装備を多数備え付けてあります。

<例えば冷却器は3℃まで冷やすことが可能です!!>

 

照明も赤色(LED)に切り替え可能です。

深海魚なので輸送中は真っ暗にしていれば輸送自体では問題ないのですが,それだと輸送中の魚の様子が僕たち人間も見れません。

輸送に失敗した時になぜ失敗したのか?いつから様子がおかしかったのか?何がきっかけになったのか?原因を探らないといけません。

なので刺激の少ない赤い照明下で輸送し,輸送時の様子をカメラでも撮影して後の研究に役立てることが可能です。

 

今回はそんなキンメダイ繁殖への取り組みについての研究発表をYouTube上で行っております。

弊社の輸送中の動画も使っていただきました!

公開は来年1月中旬までの1ヶ月間限定の公開となります。

是非,ご覧くださいませ!!