ドライバー職人まーちゃんが行く ブラインドスポットセンサー・魚の側線

ブルーコーナーマガジン 

やっと梅雨が明けそうです、と天気予報士さんの嬉しいコメントが出ましたね~

今年も沢山雨が降り続きまして、梅雨明けはいつになるんだろう⁈

家の中はジメジメ。布団をせいせいと干したい!窓を全部開放して、部屋の中に風を入れた~い!

待ちに待った感じの梅雨明け予報に、7月最終週を楽しく過ごせそうです。

何事においても先が見えない見えにくいというのはつらいものですね

 

ブラインドスポットセンサー

 

乗用車に標準的に搭載されつつあるブラインドスポットセンサーを御存知ですか?

ドアミラーの中で小さくオレンジに点灯しているものを見たことはないでしょうか?

私も初めて見た時はブラインドスポットセンサー機能という存在すら知らなかったので、ウインカーのランプにしては小さすぎるし、ぼんやり点灯するだけで点滅しない何のためのランプだろうと思って首を傾げていました。

 

自車の斜め後方から近づくものに反応して橙色・黄色のランプが光るシステム、高速道路など複数車線を走行時、接近車両を感知すると点灯する装置でボルボ社が世界で初めて市販化したのが2007年。その後、マツダ・トヨタなどが取り入れて一般普及してきました。

一般道路においても渋滞時などで、隙間をすりぬけてくる自転車やバイクに反応もしてくれるので、ミラーの死角を軽減してくれる非常に役立つシステムです。

 

車長があり、死角の多いトラックでは交差点での巻き込み事故防止に効果的なシステム。

国土交通省は車両総重量8トン超の貨物自動車への側方衝突警報装置の装着を、新車は22年5月から(継続生産車は24年5月から)義務づけました。

ブルーコーナーの新型トラックにも搭載されていますが、乗用車のようにドアミラーの中で灯かりがともるのではなく、助手席側のピラーに付けられていて、夜間の走行時にボワ~ンと突然光るので一瞬ドキッとします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    *△のランプがボワ~っとオレンジに点灯

 

                                                                                                                              *サイドバンパー、後輪タイヤの少し前にある黒い箱

                                                      この黒いカバーの中にセンサーがある

 

雨が降っている時、周囲の状況が判別しづらい時に助けになってくれるシステム。

交差点を曲がるときに車長の長いトラック・トレーラーは内輪差による巻き込み事故に気を付けなくてはならないのですが、ミラーの中に映る情報を読み解くのは職人的な技術も必要になったりするので、死角をアシストしてくれるブラインドスポットセンサーは非常に助かります。

 

魚の側線

 

車の安全装置、日々進化していきますが魚は大昔から持っていましたね。

側線は耳の代わりをする器官であり補助になるようなセンサーといったところでしょうか。

エラから尾びれの付け根あたりにかけて一本の線があるのがおわかりになるでしょうか?

絵に描かれたマダイやアジではハッキリわかる線で描かれていますが、下の写真のようにマダイ・フレンチエンゼル・ヒレナガハギと比べると見え方も様々です。

                                  

 

人が持っている「視覚」「嗅覚」「聴覚」「触覚」「味覚」の五つの感覚に加えて、魚は第六感とも言える「側線」を備えたようです。

この側線は魚にとってのブラインドスポットセンサーのような役割をしています。よくよく考えてみると暗闇の中で目だけに頼る視界には限度があるし、聞こえてくる音を聴力だけに頼るのも水中だと心細い、判別の限界がありますね。

最近の研究では人間も目だけではなく肌でも周りの気配を感じ取っているらしいので、側線・眠っている第6感があるのかもしれません。

「水圧」「水流」「水の振動」「音」などを感じることができ、非常に繊細で敏感な器官だからこそ、イワシやマグロは群れで泳いでもぶつからないのですね。

 

                                      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                       

感覚が鈍らない程度に最先端技術を取り入れ          

 

自分の身体だけなら側線はいらないかもしれませんが、大きなトラックには側線に代わるものがあると安心ですよね。

魚のように瞬間的に反応できるようにブラインドスポットセンサーを進化させ、対象物の大きさや走行速度などを音声で教えてくれたり左右後方からくる接近車両を、ドライバー自身が設定した距離に近づくと握っているハンドルを通して振動で知らせたり、座っているシートを通じて接近してくる後続車の存在を知らせてくれたり。

ハンドルやシートがブルブル震えたら運転しにくい!そんな機能いらない!という人にはスイッチをoffにしていただく。

日中の運転ならともかく雨が降っている夜の道、サイドミラーに映る対象物を確認するのには限界がありますよね。

オリンピック代表になるような選手は第六感を養う・研ぎ澄ますために夜の明けきらない真っ暗な山道を走ったりするらしいですが・・・

最先端技術で安心を手に入れ事故を防ぎましょう。

 

ブラインドスポットという言葉から連想するルチャドール・プロレスラーはストゥーカJr選手ですね!

コーナーポストからリング内へダイビングボディプレスと思いきや、後方へひねりながら場外の相手にノールックでダイビング!しかも気を付けの姿勢で飛び出す!

 コンヒーロやトルニージョといった派手な飛び技とは違う、シンプルだけどダイナミックな潔さ飛び技。

                             魅了されること間違いなし!                 

                              escrito por  acuario pez portador