世界の海ザッピング 21話

ブルーコーナーマガジン, 世界の海ザッピング, 水族館への生体販売 

 今回は悲しいお知らせです。
カナダの西海岸にある、バンクーバー水族館が2週間前の9月11日から休園を決めました。





 新型コロナウイルスによる、入場制限による収入の減少が大きな要因の様です。
これまでも、スタッフの削減・コストの見直し、募金などでの資金調達でで何とか7月・8月をやりくりしたようですが、新型コロナウイルスの対策をするコストもかさんだりして、なかなか採算がとれるところまでいかなかったとのことです。

 バンクーバー水族館は比較的大きな水族館ですが、地元に根づいた水族館で、野生動物の保護や教育に力も入れていました。
また、SDGsなどにも対応できる、水産物の過剰な収穫を抑える、Ocean Wiseという活動も地元の企業や漁師、政府とも積極的に取り組んでいました。

 2016年には国際水族館会議(International Aquarium Congress: IAC)を主宰して、正解中の水族館を招待していました。
世界でも有数の先進的な水族館でした。

 今回の閉館は一時的なものとの話ですが、次にいつオープンできるかは未定とのこと。
次世代につながる、水族館なので、是非とも早いオープンを願わずにはいられません。

 新型コロナウイルスが早く落ち着いて、また、水族館を楽しめる日々が帰ってくることを…。