キセジョのこぼればなしVol.38

キセジョのこぼればなし, ブルーコーナーマガジン 

2週続けて、ヤドカリとの共生をお送りしてきましたが、
今回は『ヤドカリとの共生? Part3』をお届けします。

 

 

『共生?』と “?(はてなマーク)” を付けたのには理由がありまして、
あまりにも不思議な組み合わせであり、はたして両方あるいは片方に利益があるのか、、、
なんとも言えません。

まず、殻の主のヤドカリがこちら↓↓↓

 

深海底引き網漁で捕獲したヤドカリなのですが、このヤドカリが背負っていたものというのが、
こちら!!↓↓↓

 

ミョウガガイと呼ばれる、フジツボに近い仲間です。
“カイ” と名前に付くのに、甲殻類に分類されます。

このミョウガガイですが孵化後しばらくは浮遊生活を行い、
その後生活しやすい場所を見つけそこの付着し、一生を過ごします。
餌は海中を漂うプランクトンの為、プランクトンが豊富に漂う場所に付着すれば、
たくさんの餌にありつける訳なのですが、、、

 

なぜこのミョウガガイは、ヤドカリの殻に付着したのか?
ミョウガガイのメリットとしては、本来移動できない種が遠くまで移動できるようになったことですかね。
ヤドカリのメリットは、、、ちょっと思い当たらないです?
片利共生なのかもしれないですね。