キセジョのこぼればなしVol.40

キセジョのこぼればなし, ブルーコーナーマガジン 

先日トラックドライバーのまーさんより、「”カブトガニウズムシ”って寄生虫がいるんだよ」と、、、

なんだそれは!?

初めて聞く名前に興味津々です。

 

 

 

調べてみると、、、
カブトガニウズムシとは、カブトガニにのみ寄生する扁形動物(平な体をしており、ヒラムシなども扁形動物です。)だそうです。
カブトガニの脚の付け根辺りでよく見られ、白いものがそうだとか。
とても小さい生き物で、大きくても8mm程だそうです。

 

(写真は過去に入荷した、アメリカカブトガニです。)

 

早速、探してみよう!!
、、、と思ったのですが、残念ながら現在カブトガニをストックしておらず。
ブルーコーナーで入荷するのは、アメリカカブトガニになるのですが、
この種にも同じように寄生しているのか。
次に入荷した際は探してみたいと思います!!

 

ちなみにカブトガニですが、絶滅危惧種1類に分類されており、
これは近い将来野生での絶滅の危険性が高いことを示しています。
(アメリカカブトガニは、絶滅危惧種には指定されていないようですが保護の対象になっています。)
これは環境汚染や、産卵場である干潟の崩壊が原因となっております。

カブトガニ自体が絶滅危惧種に分類されている為、
カブトガニしか寄生しないカブトガニウズムシも絶滅危惧種1類に分類されています。

生き物は、他の生き物と支え支えられ生存している為、
1種類が絶滅の危機にさらされると他の種にも危険が及びます。

 

現在は放流や人工飼育により、カブトガニの個体数も徐々に回復傾向にあります。
1人1人の意識の変化により、絶滅の危機にさらされている生き物を守ることができます。

『ゴミはゴミ箱へ』