繫殖コーナー #特別編⑧ 小学生によるヒラメ養殖編

繁殖コーナー 

皆さん、お疲れ様です。繫殖コーナー担当のタイユーです!

今回は知っている方もいらっしゃるかと思いますが個人的にとても素晴らしい活動がニュースとなっていましたのでご紹介させていただきます。

 

2020年10月,浜松市にある平山小学校に体長7cm程のヒラメの稚魚が10匹託されました。これは日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で、陸上養殖の体験を通して命や水産資源の大切さ、海の問題について学んでもらうために行われました。4~6年生の生徒達は餌のあげ方や掃除、濾過槽の機能など養殖に必要な管理方法を学び飼育していきました。

生徒達はヒラメに名前を付けたり養殖日誌を作成しヒラメの様子を記録するなど8ヵ月に及ぶ飼育を経て、「今育てているヒラメをどうするか?」という話し合いが行われました。食べるかどうか生徒たちは各々の意見を出し合い、最終的には多数決で食べることを決断しました。お世話をしてきたヒラメが調理される様子もしっかりと見守り、子供達による養殖プロジェクトは幕を閉じました。

非常に簡潔にニュース記事から引用させていただきましたので、気になる方は下記リンク先から記事をご覧いただければと思います。

 

「命を頂くこと」の意味を考える 浜松市三ケ日の小学生 陸上養殖してきたヒラメの今後を議論! | 海と日本PROJECT【日本財団】 (uminohi.jp)

 

私が小学生の頃にも生徒たちで世話をした豚を食べるかどうかを協議し、食や命に対する授業が話題となり映画化もしていました。このような授業は長年賛否両論協議されておりますが、私は「命の大切さや食へのありがたみ」を学び,経験できる授業だと感じております。私自身も農業高校生時代や水産大学生時代に様々な生物を育て命をいただいた経験をしました。現在は弊社のように海洋生物に関わる仕事をしていく中で海の大切さに興味を持ってもらえるよう勉強させていただいております。これからの時期、海水浴場や水族館など海にまつわる場所には多くの人が足を運ばれるかと思いますので今回の記事を読んでいただきこれからの海について考える機会になればと思います。