キセジョのこぼればなしVol.41

キセジョのこぼればなし, ブルーコーナーマガジン 

今週トラックドライバーのまーさんが、伊豆の定置網漁に行ってきたのですが、
そこでなんとも面白い生き物を捕獲してきました。
(私のブログの情報源はまーさんが多いですね。いつもありがとうございます!!)

 

 

 

それがこちら。

 

 

トビエイなのですが、こちらをよくご覧ください。

 

何か付いている、、、

 

トビエイには少しだけ我慢してもらい、摘出作業へ

 


さて、付いていた正体はというと、メナガグソクムシのそうです。
両目がくっつき、眼鏡のような形が特徴的です。

 

このメナガグソクムシですが、ダイオウグソクムシやオオグソクムシと同じ等脚目の仲間なのですが、
(ダイオウグソクムシは等脚目スナホリムシ科、メナガグソクムシは等脚目グソクムシ科となります。)
違う点があります。
それは、メナガグソクムシは半寄生性なのです。
半寄生性とは、お魚の体表に寄生し体液を吸うのですが、
お腹がいっぱいになるとお魚から離れ海底で消化を待つ習性があります。

 

 

深海底引き網漁で時折採取させるのですが、それと今回定置網漁で採取された個体比べるとちょっと違うような、、、
まず、大きさ!!
深海で採取される個体は2~3cm程のものが多いのに対し(私が見てきた個体に限ります)、
今回の個体は、5cm程とBigサイズ!!

 

 

そして、オレンジ色のまだら模様は初めて見ました。
(すみません。深海で採取された写真を持ち合わせておらず、比較しづらいですね、、、)

 

 

そんな摩訶不思議なメナガグソクムシも採集してくれた、漁師さんとまーさんに感謝です!!