繫殖コーナー #21-2 トラザメ編Part2

繁殖コーナー 

皆さん、お疲れ様です。繫殖コーナー担当のタイユーです!

今回は今朝生まれたばかりの子をご紹介させていただきます。

 

 

こちらはトラザメの幼魚になります。

ちなみに孵化した卵がこちらになります。

 

 

こちらの卵は昨年10月末頃に弊社で産み落とされた卵になります。その卵から本日孵化したので約11ヶ月かかりました。

トラザメ卵の孵化はいくつかの水族館や研究所、一般家庭でも記録があり、その中で新江ノ島水族館さんでは13℃水槽にて約10ヵ月で記録があります。下記にリンク先を貼らせていただきますので気になる方はご覧いただければと思います。

2018/01/03 トラザメの赤ちゃんと卵の展示始めました | 新江ノ島水族館 (enosui.com)

こちらの記事の中で「水温をあげれば孵化は早まる」との記載がございましたが弊社は1ヵ月遅れてしまいました。それは弊社が生物の激しい出入りで卵たちを同じ水槽で管理し続けることができなかったため、水温や水質の変化で孵化までに時間がかかってしまったと考えております。現在の卵たちでは負荷を考慮しやりませんが、何℃までなら問題なく孵化するのかできる限りやりたいとは思いました。

他のサメでも経験しましたが孵化後の餌付けが難しいという点があり気を抜けない状態ですが、しっかりと難点をクリアし成体にしていければと思います。また孵化していない卵もありますので、しっかりと見ていければと思います。